2019年度 協豊会関東地区グループ活動
工場見学会を開催
 協豊会関東地区は、9月6日(金)に38名の参加者(会員会社36社)で、トヨタ自動車北海道株式会社を訪問致しました。
 今回のグループ活動は「競争力強化」をテーマにトヨタ自動車北海道で実施されている改善事例等を見学し、「気づきを得る事」と、一年前に発生した北海道胆振東部地震の被災時の対応をお聞きし、「BCP対応への理解を深める事」の2つの事を目的として実施致しました。

講演の様子
 トヨタ自動車北海道は1991年に設立し、主にオートマチックトランスミッション(AT)、
CVT、ハイブリッドトランスアスクル等の生産を行っているトヨタさんの生産拠点です。
 当日は今井取締役よりトヨタ自動車北海道の沿革、現在の事業内容と将来に向けての課題についてご説明をいただき、参加者からは多くの質問があり双方向による活発な意見交換が行われました。
 続いて、C-HR/カローラ等に搭載されるCVTの機械加工および組付け工場を見学しましたが、工場内には社員から提案されたお金を掛けずに知恵を絞った「からくり改善」設備が多数あり、競争力強化に向けた活発な社内活動を学ぶことができました。

 その後、『2018/9/6に発生した北海道胆振東部地震被災時の対応』についてのお話を伺いました。北海道胆振東部地震では3日間に及ぶ停電という想定していない事態に直面し、苦慮しながらも地域と協力し、従業員の安全と生産設備を維持した事や、復電後の生産再開に向けたリスク評価の難しさとその解決方法、およびその際の反省点や今後の課題など、貴重なお話であり、参加者からも積極的な質疑や自社事例を含めた意見交換が交わされ、大変有意義な活動となりました。

 最後に、工場見学とご講演の機会を提供くださいました、トヨタ自動車北海道の皆様にお礼を申し上げます。

集合写真


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