2019年度 協豊会関東地区 グループ活動
日野自動車株式会社様 古河(こが)工場 工場見学会を開催
 協豊会関東地区は、今年度第3回目のグループ活動として、工場見学会を11月15日(金)に
日野自動車様 古河工場にて開催しました。
 今回はグループ活動で掲げているテーマ「競争力の強化」を目的とし、古河工場の見学や
講演を通じ、新たな学びと気づきを得る為に、関東地区会員会社から47名が参加しました。
 古河工場は2017年に本格稼働した大中型トラック車両生産工場となります。
また、新技術や新工法を導入し、海外20工場以上の車両工場に展開する、グローバルマザー
工場の役割も担っています。

 当日はまず、阿曽工場長より「日野が考える最適な商用車づくり」と題し、ご講演を
いただきました。講演では「モジュール生産」の採用により、3本の車型別専用組立ラインを
1本の汎用組立ラインに集約でき、多品種少量の商用車をフレキシブルに生産する体制が構築されていることなど、大変興味深いお話を伺うことができました。
 <講演される阿曽工場長> <質疑応答の様子>  
 車両組立を行っている第4工場見学では、フレーム工程から始まり、車両が完成するまでの各工程を紹介していただきました。コンベアに載ったフレームにアクスル、エンジン、キャブといったモジュールが次々に取り付けられている様子にモジュール生産の効率性の高さを実感いたしました。

 最後に、阿曽工場長から回顧談として、工場立ち上げ時には革新的な生産ライン実現の為、連日従業員が集まって改善活動を続け、その積み重ねの結果で出来上がったのが、今の生産ラインであることをお聞きいたしました。

 今回の見学と講義を通じて、商用車車両生産の難しさを知り、日々改善を考える人材や
組織が新しい工法を生み、競争力強化に繋がることを改めて理解することができ、参加者は競争力強化に向けた、たくさんの気づきとヒントを得る機会となりました。
参加された皆様


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