トピックス
火災撲滅に向けた取り組みについて
[トリニティ工業株式会社]
(HP寄稿通算回数)
 トリニティ工業株式会社は塗装部品メーカーとして、近年頻発している火災問題を深く受け止め、火災撲滅に向けた活動を主に2つの視点をもって取り組んでおります。

 1つ目は火災の未然防止活動です。塗装で特に気をつけなければならない「静電火災」防止に向け、塗料調合室のアース導通確認や静電気除去鎖の汚れ拭き取り、あるいは電源コードの劣化確認、塗料缶の清掃等を、チェックシートを用いながら定期的に実施することで、網羅的に火災原因・延焼原因の除去に取り組んでいます。特にアース点検は通し番号を付けることによる「見える化」を行い、確認漏れが生じないようにしています。また、他社様において火災が発生した場合は、その原因を当社の実態に置き換え、情報を入手したその日に、工場の総点検を行っております。
 
 (静電気除去鎖の汚れ拭き取り) (アース点検漏れ防止に向け 通し番号で管理) 
 2つ目は、火災発生時の被害最小化に向けた初期消火訓練です。「練習しないと実践できない」のコンセプトのもと、職制全員が実際の消火装置を用い、万が一火災が発生した場合でも慌てず確実に対応できるように訓練を行っています。今年度は、排水処理施設・危険物倉庫から火災が発生した場合を想定した放水訓練を3度実施し、その取扱いの習熟にあたりました。なお、秋口には泡消火器を用いた消火訓練も予定しております。
 また昨年度は危険物安全週間に合わせ、みよし消防署様と合同で特殊災害対応訓練も実施。119番通報訓練、初期消火訓練、消防隊への情報提供等の訓練を行うことで、保安体制の確立は勿論のこと、消防との連携強化にも努めております。
(豊田工場 放水訓練) (みよし消防署様との合同訓練) 
 この他にも様々な防火活動を行っておりますが「火災はいつどこで発生してもおかしくない」との緊張感を常に持っております。これからも、「塗装部品メーカーとして絶対に火災を起こさない」という意気込みで、火災撲滅に取り組んでまいりますので、会員企業の皆様のご指導をよろしくお願いいたします。


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